今、ダイエットだけじゃなくて美容や健康に良いと広まっているファスティング。
ファスティングって、断食？ 結局、どんな効果があるの？ファスティングで痩せない、失敗した、と聞いたことあるけど、本当のところどうなの？
という疑問をお持ちの方がまだまだ多いのではないのかな？と思うので、この記事ではファスティングの効果について分かりやすくまとめていきます。
目次
ファスティングの効果について
まず、ファスティングとは一定期間食べ物を絶ち、消化活動を休ませることによって内臓機能を回復させる、という目的をもつ健康法です。
ファスティングの効果としては
ファスティングを行うことによって免疫力をアップさせたり、代謝を促し、結果的にダイエットに繋がったり、アレルギーの緩和など多くの体感を得ることができます。
また、ファスティングには16時間、24時間、48時間など、どのくらいの時間を消化活動を休ませるか、によって体への効果が変わってきます。
時間ごとのファスティングの効果の違い
16時間ファスティングの効果
16時間ファスティングを行うことで、細胞の自食作用（これをオートファジーと言います。）が起こります。オートファジーは破損した細胞や老廃物を分解して再利用すること。
また、16時間消化活動を休ませることで、体は自らの脂肪を分解して、エネルギーに変えようとする変化が起こります。（ケトン体によるエネルギー生産）
約10〜15時間の空腹時間を設けることで活性化するんですね。
この「空腹の時間」を作ることにより、内臓を休ませてあげることによって体の代謝機能の改善につながり、血流の改善・免疫力アップ・脂肪の燃えやすいカラダへの変化へ繋がる。などカラダの多くの不調の改善が期待できるんです。
そしてこの仕組みにはカラダにとって大切な栄養素である酵素の存在が欠かせません。
酵素の役割は大きく２つ。
ひとつ目は、食べたものの消化活動。
もう一つは、生命維持に欠かせないカラダの代謝活動。
ところが、現代人の私たちのほとんどは普段必要以上に食べすぎていて、体は常に消化をしていなくてはならず、免疫をアップさせたり、病気や不調を改善したり、お肌をターンオーバーさせたり髪が健康的に生えるための頭皮環境を整えたり・・・そういったカラダの代謝活動に使われるはずの酵素が消化活動で無駄遣いされてしまうんです。
ファスティングは、消化活動を一定期間ストップさせることによって、代謝機能を改善させていこう、という事が最大の目的なんですね。
そして、その中でも16時間空腹の時間を設けることで不足したエネルギーを作ろうとして、まず体は自らの脂肪を分解してエネルギーを作ろうとする訳なんです。
ダイエットしたいけど、無理な食事制限は挫折するなあ・・・という方はこの16時間ファスティングを始めてみることもオススメですよ。
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24時間ファスティングの効果
24時間ファスティングになると、内臓器官を休ませて免疫力アップなどにつながるだけではなく、サーチュイン遺伝子が活性化し、グレリンというホルモンが出て脳を刺激します。
これにより頭がすっきりさえ、記憶力が上がり、物事を工夫して考えられるようになります。また、サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子とも言われていて、細胞の若返りに深くつながります。サーチュイン遺伝子のスイッチが入るには、一定時間空腹時間を設けることでスイッチが入ります。このサーチュイン遺伝子のスイッチをオンにすることで、見た目の若々しさにも繋がってくるんですよ。
48時間ファスティングの効果
48時間ファスティングは、自律神経に深く繋がりがあります。
食生活や生活習慣、様々な原因から自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経の切り替わりが上手くできずに、睡眠の質が低下。不眠・気分の落ち込み・不安感・イライラ・鬱症状など、自律神経の乱れは心の部分にも大きく関係してきます。
48時間ファスティングは、乱れた自律神経をリセットしてくれます。
睡眠ホルモンと言われるメラトニンは、幸せホルモンと言われるセロトニンが朝、光を浴びて生成されることで16時間後にメラトニン分泌へ繋がります。
つまり、睡眠の質をあげるためにセロトニンは必要不可欠なのですが、セロトニンのなんと95％は腸でつくられるため、腸内環境が大きく左右します。
そして、腸内環境を改善して自律神経の乱れをリセットし、セロトニンが正しく分泌されるには、48時間のファスティング時間が必要と言われているんです。
もし、不眠だけでなく、なんとなく気分が落ち込む時期が続いたり、幸福感が感じられていないな、と思ったら、ぜひ48時間ファスティングをオススメします。
72時間ファスティングの効果
72時間ファスティングは、多くの体感・効果が得られます。
まず72時間ファスティングにより、腸をきれいにお掃除されたピカピカの腸にして、体中の細胞が入れ替わります。
細胞が入れ替わることによって、全身のむくみの解消やお肌のトラブル解消、お肌つるつるに。便秘の解消、睡眠の質の向上、代謝が上がり、痩せやすい体質に。ドロドロ血液もピカピカ。免疫力が上がり、花粉症やアトピーなど、アレルギーの改善。老廃物がスッキリ出ることで体も元気に。冷え性の改善、体感としてはとにかく元気になり、集中力がグッと上がります。内臓機能も改善し、健康診断で気になっていた数値がファスティング後に改善した、という話もあります。体質改善に効果的なのは72時間ファスティングです。
私自身の体験としては、初めて72時間ファスティングを行った時はファスティングで3.5㎏ほど体重はダウンし、そ回食後も普段の食事に戻してからも、食事をすることで0.5～１㎏ほどは数字的には戻りますが、その後はリバウンドはありません。むしろ、良く食べる方ですが、数日食べ過ぎて少し体重が増えたと思っても、またしばらくすれば体重もおさまり、ファスティング前より太った、という事はありません。
ファスティングするから痩せる、というのではなく、これまで老廃物がたまって太りやすい細胞だった人がファスティングによって痩せやすい細胞に入れ替わり、代謝も良くなり、結果的に体重もだんだん減っていった、とい解釈が正しいでしょう。体重が減るのは細胞が健康的に生まれ変わった副産物のようなものですね。
まわりでも、１年と少しの期間で３～４回ファスティングを行った人で、体重が約10㎏減った、という知り合いも数名います。
72時間ファスティングでは、”今、自分自身がなんとなく感じている体の不調”を一気に改善してくれる、最高の健康法、と言えます。
ファスティングでうまく効果がない人、失敗した人
友人で昔、ファスティングしたけどリバウンドした！というような話を聞きましたが、きちんと正しい知識を身に付けると、その友人はファスティング後の回復食を失敗したんだな、ということが良くわかりました。
回復食を甘く見て失敗している方は、ネットでもよくみかけます。
回復食とは、ファスティング期間終了後に最初にとる食事のことです。 回復食期間はファスティングの時間によって変わってきます。16時間ファスティングは16時間空腹時間をつくれば、そのあとの2食は通常食で問題ありません。24時間は次の日1日を回復食に基づいた食事が望ましく、48時間、72時間では2日間の回復食期間が必要です。
ファスティングの効果についていろいろとまとめていますが、ファスティング時に一番大切なのは回復食期！ここをミスれば努力は全て水の泡。
言い換えれば、ファスティングに挑戦したいけど、ファスティング期間終わったらすぐに飲みに行きたい！ご褒美にガッツリ系でもりもり食べたい！大好きなお菓子とジュースをすぐに食べたい！などという、回復食はそんなに重視せずに甘く考えている人は、ファスティングをやらないほうが良いでしょう。逆に自ら悪玉菌をわざわざ増やすことに繋がりかねません。
回復食についてはこちらにも詳しく書いています♪ ↓
まとめ
・ファスティングは体の不調を改善する最高の健康法
・16時間ファスティングで体内の脂肪を燃焼させ、老廃物も減らす！
・24時間ファスティングでサーチュイン遺伝子スイッチオンで若返りに！
・48時間ファスティングで乱れた自律神経をリセット。睡眠の質が上がり、幸せホルモンで落ち込みの解消
・72時間ファスティングでカラダのさまざまな不調を一気に改善。体も心も若返り、元気に！アレルギーの改善、健康寿命の延伸、痩せ体質に！
・ファスティングを成功させるために、回復食が一番大切！
ファスティングは海外では病気の治療法としてお医者さんがオススメしているほど。薬に頼らず、本当の健康を手に入れたいですね！
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